GeminiとChatGPTに同じ質問をして比べると何が違う?比較するときのチェック項目
生成AIを使っていると、「GeminiとChatGPTはどちらを使えばいいの?」と迷うことがあります。
どちらも質問を入力すると文章で回答してくれる生成AIですが、実際に使う目的によって「こちらのほうが使いやすい」と感じる場面は変わります。
そこで試しやすいのが、GeminiとChatGPTにまったく同じ質問を入力して回答を比べる方法です。
ただし、単純に「どちらの文章が好きか」だけで判断するのではなく、いくつかのポイントに分けて確認すると、自分に合った使い分けを考えやすくなります。
この記事では、GeminiとChatGPTを同じ条件で比べるときに確認したいポイントや、比較するときの注意点を分かりやすく紹介します。
GeminiとChatGPTは「どちらが上?」だけで考えない
生成AIを比較するとき、「結局どっちが優秀なの?」と考えたくなるかもしれません。
しかし、生成AIにはさまざまな使い方があります。
たとえば、
- 分からないことを質問する
- 長い文章を要約する
- アイデアを考える
- メールの文章を作る
- ブログの構成を考える
- 表にまとめる
- 文章を書き直す
などです。
ある質問ではGeminiの回答が使いやすく感じても、別の質問ではChatGPTの回答が使いやすいと感じることもあります。
また、利用するモデル、機能、プラン、設定などによって結果が変わる可能性もあります。
そのため、単純な勝ち負けではなく、**「自分がやりたいことには、どちらが使いやすいか」**という視点で比較してみましょう。
比較するなら同じ質問・同じ条件にする
GeminiとChatGPTを比べるなら、できるだけ条件をそろえることが大切です。
片方には、
「在宅ワークについて教えて」
と質問して、もう片方には、
「在宅ワーク初心者向けに、おすすめの仕事を分かりやすく詳しく教えて」
と質問したのでは公平に比較できません。
同じ文章をコピーして、それぞれに入力します。
たとえば、
生成AIを初めて使う人に向けて、便利な使い方を5つ、専門用語をなるべく使わずに説明してください。
という質問をそのまま両方に入力します。
そして出てきた回答を、いくつかの項目に分けて見比べます。
チェック1|質問にきちんと答えているか
最初に見るのは、回答の基本的な部分です。
自分が質問したことに、きちんと答えているかを確認します。
文章が長く詳しくても、知りたかったことから外れていれば使いにくい回答になることがあります。
たとえば、
「初心者向けに3つ教えて」
と頼んだ場合は、
- 本当に3つになっているか
- 初心者でも理解できる内容か
- 質問したテーマから外れていないか
などを確認できます。
生成AIの回答は「長い=良い」とは限りません。
まずは、自分の質問に対して必要な答えが返っているかを見てみましょう。
チェック2|文章の分かりやすさを比べる
次は文章そのものを読み比べます。
同じ内容でも、説明の仕方によって読みやすさは変わります。
たとえば、
- 一文が長すぎないか
- 難しい専門用語が多くないか
- 見出しや箇条書きが使われているか
- 具体例があるか
- 結論が分かりやすいか
などです。
ここには好みもあります。
詳しい説明が好きな人もいれば、短く結論を知りたい人もいるでしょう。
「一般的にどちらが優れているか」ではなく、自分にとって読みやすいかという基準でも確認してみましょう。
チェック3|指示をどこまで守っているか
生成AIを仕事やブログなどに使う場合、指示どおりに回答してくれるかも重要です。
少し条件を増やした質問をしてみます。
たとえば、
パソコン初心者向けに、ファイル整理の方法を5つ紹介してください。各項目は100文字以内を目安にして、最後に注意点を1つ付けてください。
という質問です。
確認するのは、
「5つになっているか」
「初心者向けになっているか」
「指定した形式になっているか」
「注意点が入っているか」
といった部分です。
実際に自分がAIへ頼むことが多い形式で試すと、使い分けの参考になります。
チェック4|具体例の使い方を比べる
説明だけでは理解しにくい内容でも、具体例があると分かりやすくなることがあります。
そこで、あえて、
「具体例を入れて説明してください」
という条件を加えて比べてみるのも一つの方法です。
たとえば「ブログの内部リンク」について質問するなら、用語の意味だけではなく、
「記事Aから関連する記事Bへ案内する」
といった具体的な場面があるとイメージしやすくなります。
どちらが自分の理解につながる具体例を出してくれるか確認してみましょう。
チェック5|追加質問をしたときの使いやすさを見る
生成AIの便利なところは、1回の質問で終わらず、その回答についてさらに質問できることです。
最初の回答に対して、
「もっと簡単に説明して」
「具体例を3つ追加して」
「表にまとめて」
「50代にも分かりやすい表現に変えて」
などと追加で頼んでみます。
一度の回答だけではなく、会話を続けながら目的の形へ近づけやすいかも確認ポイントになります。
普段からAIと相談しながら文章やアイデアを作る人なら、特に比べておきたい部分です。
チェック6|情報の正確さは別に確認する
GeminiでもChatGPTでも、回答された内容をすべて正しいものとして扱うのは避けたほうがよいでしょう。
生成AIは、もっともらしい文章で誤った情報を回答する可能性があります。
特に、
- 料金
- 法律や制度
- サービスの最新仕様
- 日付
- 統計
- 医療や健康
- 金融
- 製品の機能
など、正確性や最新情報が重要な内容は注意が必要です。
AI同士を比較して「両方が同じことを言っているから正しい」と判断するのも危険です。
重要な情報については、公式サイトや公的機関などの信頼できる一次情報を確認しましょう。
チェック7|自分の目的に合う回答か
最後に確認したいのが、自分の目的との相性です。
たとえばブログ作成で使いたいなら、
- タイトル案
- 記事構成
- 読者の疑問
- 文章の言い換え
- 誤字の確認
など、実際にブログ運営で使いそうな質問を試します。
仕事で使いたいなら、メール文章や資料の構成などを試してもよいでしょう。
単純な知識問題だけで比べるより、自分が普段AIに頼みたいことを質問するほうが実用的な比較になります。
比較結果は簡単な表にすると分かりやすい
何度か比較するなら、結果をメモしておく方法もあります。
たとえば次のような項目を作ります。
| チェック項目 | Gemini | ChatGPT |
|---|---|---|
| 質問への答え方 | 自分の感想を記入 | 自分の感想を記入 |
| 分かりやすさ | 自分の感想を記入 | 自分の感想を記入 |
| 指示への対応 | 自分の感想を記入 | 自分の感想を記入 |
| 具体例 | 自分の感想を記入 | 自分の感想を記入 |
| 追加質問のしやすさ | 自分の感想を記入 | 自分の感想を記入 |
| 自分の用途との相性 | 自分の感想を記入 | 自分の感想を記入 |
「○」「△」「×」のような簡単な記録でも構いません。
何種類か質問していくと、「この作業ではこちらが使いやすい」といった自分なりの傾向を整理しやすくなります。
比較するときに注意したい3つのこと
1.1回の回答だけで決めない
生成AIは、同じ質問でも常に同じ文章を返すとは限りません。
1回だけ試して「こちらのほうが優秀」と結論づけるのではなく、複数の用途で確認するとよいでしょう。
2.利用条件を確認する
GeminiとChatGPTは、それぞれ提供される機能や利用できるモデルなどが変更されることがあります。
無料・有料プランなどによって利用条件が異なる場合もあるため、比較するときは自分が何を使っているのか確認しておくと分かりやすくなります。
3.個人情報や重要な情報の入力に注意する
AIサービスを利用するときは、住所、パスワード、機密情報などを安易に入力しないようにしましょう。
仕事で利用する場合は、勤務先のルールなども確認することが大切です。
「1つに決める」必要はない
比較したからといって、GeminiかChatGPTのどちらか一方だけを使わなければならないわけではありません。
たとえば、
「まず片方でアイデアを出してみる」
「別のAIにも同じ質問をして違う視点を探す」
という使い方もできます。
同じ質問でも違う切り口の回答が出れば、それ自体が新しい気づきにつながることがあります。
生成AIを競わせるのではなく、それぞれを道具としてどう使うかを考えるのがポイントです。
今日からできること
1.同じ質問を1つ入力してみる
GeminiとChatGPTに、まったく同じ質問を入力して回答を並べてみましょう。
まずは普段よくAIに聞く内容がおすすめです。
2.3つの基準で比べる
最初から細かく分析する必要はありません。
「分かりやすさ」「指示どおりか」「自分が使いやすいか」の3つだけでも確認できます。
3.追加質問まで試してみる
最初の回答に対して、「もっと簡単に」「表にして」など同じ追加指示を出してみましょう。
会話を続けたときの違いも比較できます。
まとめ
GeminiとChatGPTを比較するときは、「どちらが一番優秀か」を決めるだけではなく、自分の目的に合っているかを見ることが大切です。
比較するときは、
- 質問にきちんと答えているか
- 文章が分かりやすいか
- 指示を守っているか
- 具体例が分かりやすいか
- 追加質問をしやすいか
- 情報の正確性を確認できるか
- 自分の目的に合っているか
といったポイントを確認してみましょう。
また、生成AIのサービスや機能は変化していくため、一度の比較結果がずっと同じとは限りません。
大切なのは、他人が決めた「どちらが上」という評価だけを見るのではなく、自分が実際に使う質問で比べてみることです。
まずは今日、普段よく使う質問を1つ選び、GeminiとChatGPTの両方へ同じ文章を入力するところから試してみてはいかがでしょうか。
🦉 この記事を書いた人
ミミルライフ運営者
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